夏の楽しみの一つになっている花火大会。毎年欠かさずに見に行っていたから、今年も行くつもりでいたんだけど・・・
今年は赤ちゃんが生まれて初めての夏なんです。赤ちゃんを連れて行ってもいいんでしょうか???
・・・なんて悩んでいる新米パパ・ママも少なくないことでしょう。
花火大会に赤ちゃん連れって非常識?
夏の風物詩、大迫力の花火を赤ちゃんにも見せてあげたい。って思う気持ち、よくわかります。でも、時間帯・環境・人ごみを考えると・・・
夜はねんねの時間。出かけるのは生活リズムが崩れてしまいます。ましてや真夏の暑い時期、夜になっても気温・蒸し暑さは相当なものです。それに、人ごみにはどんなウイルスがまん延しているかわかりません。
赤ちゃんにとって適切な状態とは言えませんね。
また、花火に見物に来たほかの人たちは、赤ちゃんを人ごみのなか連れて歩くことに対して、非常識と考える人も多いでしょう。そのような人たちが、花火大会の会場で赤ちゃん連れの家族に配慮をしてくれるとは思えません。
最近では情報誌やネットによって多くの情報が入るため、花火大会の混雑は異常になってきています。そんな人ごみの中、ベビーカーをおしながら思うように進めると思いますか?
ベビーカーに座っている赤ちゃんの顔の位置は、歩いている大人の手の高さとほぼ同じです。誰かの手が当たってしまうかもしれません。縁日で買ったりんごあめの棒が顔に刺さってしまうことだってあり得るのです。
それなら抱っこひもを使えば・・・
まず暑くて、赤ちゃんの体力を奪います。また、ぶつかったり、押し潰されたり、転んだりして赤ちゃんがけがをしてしまう危険があります。
行き当たりばったりでなんとかなる!は、赤ちゃんがいる場合通用しないです。なので、危険がいっぱいの花火大会のような場所への赤ちゃん連れのおでかけは、控えた方がいいかもしれませんね。
花火大会は赤ちゃんの夜泣きの原因になる?
昔から、『こどもを寝かせる前に火を見せると夜泣きや寝しょんべんする。』と言われてきました。
昔の人は、寝る前には強い刺激を与えないようにして、穏やかな雰囲気のなかで寝かせましょう、ということを大切に守ってきたのです。
花火は、大人だって慣れるまではどきっ!とするくらい大音響です。強い刺激に慣れていない赤ちゃんには、びっくりどころか恐怖に感じるかもしれません。それに、真っ暗のなかの、キラキラする光は頭の中に強く残ります。
花火を見せたばかりにその日から夜泣きが始まってしまったら、パパ・ママも大変!です。
花火大会に赤ちゃんを連れて行けるのはいつから?
こどもが花火をみて「きれい!」「おもしろい!」と感じるころからOKなのではないでしょうか。個人差はありますが3~4歳くらいですね。それくらいになれば、パパやママとも手をつないで歩けるようになっているし、行きたい行きたくない(すき・きらい)も判断できるようになっています。
よく、花火が上がると泣き出してしまう赤ちゃんもいますよね。あまり早すぎるときれいなどの認識もできず、恐いと思ってしまうだけかもしれません。花火が恐いものと感じてしまったら、親として悲しいですよね。
まとめ
赤ちゃんが生まれたら、どうか赤ちゃんのことを優先して考えてあげてください。赤ちゃんだから何もわからないわけではなく、表現する方法を知らないだけで、感情や感覚はおとなと同じか、それ以上に敏感なんです。
赤ちゃんがいると、今までできていたことができなくなってしまってツライ。と思ってしまう気持ちも分かりますが、一生できないわけではありません。そのうちにみんなで行けるようになります。
それでも、毎年花火を見に行っていたから今年もどうしても行きたい、というならば、赤ちゃんは預かってもらって、今までのようにふたりで見に行きましょう。
赤ちゃんにも見せてあげたいというやさしい気持ちを、家族みんなが楽しめるようになるまで待つというやさしさに変えませんか。こどもが成長して、今までできなかったことが今年からできるようになった!という喜びを味わうのもうれしいものですよ。