青森ねぶた祭りに参加しよう ハネトの衣装と掛け声について
青森ねぶた祭りは、山車が大きく幻想的なので、それを観るだけでも十分楽しめますが、「ハネト(跳人)」として参加しないと、本当のねぶたはわからない」なんて言われているのです。ぜひハネト体験をしてみましょう。ねぶたに対する印象がガラリと変わるかもしれません。
・青森ねぶた祭りに参加したい
・青森ねぶた祭りのハネトの衣装はどうするの?
・青森ねぶた祭りの掛け声と意味
青森ねぶた祭りに参加したい
青森ねぶた祭りには、「ハネト(跳ね人)」と呼ばれる踊り手がいます。お囃子の調子に合わせて跳ねるのです。跳ねたほうが、観るだけより何倍も楽しいよ、とのことですが、参加するにはどのようにすればいいのでしょうか?
事前に予約しておくのか、何か登録が必要なのか、また参加者に人数制限などはあるのかなど、わからないことばかりで不安ですね。
しかし実際は何も心配いりません。道路沿いにロープが張られていますが、「入ってもいいですか?」と尋ねると、ほとんどのところはOKという意味で、ロープを上げて招き入れてくれますよ。もちろんハネトの正装に着替えていないとだめですよ。
公式サイトにも次のような記述があります。
・ ハネト衣装(正装)を着て、運行スタート前までに運行コースに待機しているねぶた の団体へお入りください。
・ 団体に所属していなくても参加できます。ハネトは自由参加ですので、事前の登録や 当日の受付もありません。ハネト衣装(正装)を着て参加してください。
青森山田高校など飛込み参加ができない団体もありますが、基本的にはどのねぶたに参加してもOKです。ハネトの輪に入ればみんな友達、仲間です。短い青森の夏を、いっしょに盛り上げましょう。
青森ねぶた祭りのハネトの衣装はどうするの?
ハネトに参加するには、ハネトの衣装(正装)を着ていることが条件です。衣装はどうするのでしょう。
衣装はレンタルがありますので買わなくても大丈夫です。一応予約をしておいたほうが安心ですが、多くのところで貸し出していますので、当日でも可能なところもあるでしょう。着付けも全部やってくれますので心配いりません。
旅の記念になるものなので、買ってしまっても楽しいかもしれませんね。青森市内のデパートなどで売っています。
ハネト衣装
① 頭には花笠
② 肩には鮮やかな赤・ピンク等の「タスキ」
③ 腰には「シゴキ」
④ 揃いの浴衣
⑤ 着物の裾は膝までたくし上げ、その下にはピンク や青の「お腰」をつける
⑥ 足元は「白足袋」に「草履」
青森ねぶた祭りの掛け声と意味
青森ねぶた祭りの掛け声は「ラッセラー ラッセラー」。この有名な「ラッセラー」は津軽弁です。
その昔ハネトが自由に部落運行していたころ、個人宅の敷地内に入って、酒やロウソクを求めて跳ねていました。そのとき「いっぱいだせ」の意味で、「だせじゃー、だせじゃー」と言っていたのが、「だっせらー、だっせらー」になり、現在の「ラッセラー、ラッセラー」になったと言われています。津軽弁では、「だせ」のことを「だせじゃー」といいます。
このように「ラッセラー ラッセラー」は作り出された言葉ではなく、自然に発せられた言葉だったんですね。だからこそねぶた祭りに、しっくりくるのでしょうね。
まとめ
青森ねぶた祭りのハネト情報いかがでしたか。知れば知るほどハネトに参加して、ねぶた祭りを楽しみたくなってきませんか・・観るだけでは味わえない、青森ねぶた祭りの魅力に取りつかれてしまうかもしれませんね。