年賀状はいつまで出せる?寒中見舞いは年賀はがきでOK?文例も
転勤で他県に勤務となったので、かつての上司や同僚に年賀状を出さなかったのに、その上司から年賀状が来てしまったことありませんか?
どうしようか?と考えているうちに月日が過ぎてしまい、いまさら年賀状を出していいのかな?となってしまいましたが、年賀状っていつまでなら出していいのでしょうね。出さなかった人から来た場合、遅れて返事を出すのはいつまでならOKなのでしょう。
年賀状はいつまでに出せばいい?
年賀状は松の内に届くように・・・
新年の挨拶である年賀状は、松の内である元旦から1月7日までに届くように出すのがマナーです。それよりも遅れるなら年賀状ではなく、寒中見舞いを出しましょう。
寒中見舞いは、松の内があけてから(1月7日以降)、暦の「大寒(1月20日ごろ)」の前後1週間をめどに届くように出すものですが、この場合は年賀状の返信として出すのですから、あまり遅くならないように1月中旬までには出すようにするといいですよ。
かといって、寒中見舞いは、一年のうちで一番寒い時期に、相手の健康を気遣う季節の挨拶状であって、決して年賀状の返事の代わりではありませんので、1月7日を待ってたかのように早々に出すのも考えものです。
寒中見舞いは年賀はがきで出せる?
年賀はがきは、新年の挨拶に使うものです。ですので、寒中見舞いを年賀はがきで出すことは、礼儀やマナーのうえでNGです。
「余った年賀はがき」を使って書いた、このように思われる可能性がありますし、「嫌がる人がいるかもしれない」と考えられることはしないほうが賢明です。
寒中見舞いを年賀はがきで出すことは無作法です。きちんと官製はがきや私製はがきで出しましょう。余った年賀ハガキは、郵便局で1枚5円の手数料で通常のはがきに取り換えてもらえますよ。
寒中見舞いの文例 年賀状が遅れた場合
【文例1】
本格的な寒さを迎える折 皆様にはお障りございませんか
年始には丁寧なお年賀状をいただきまして ありがとうございました
本年も昨年同様のお付き合いの程 どうぞよろしくお願い致します
【文例2】
ごぶさたしていますが お元気でいらっしゃいますか
ばたばたしておりまして、ご挨拶が遅くなり申し訳ありません
本年もよろしくお願い申し上げます
まだまだ寒い日が続きますので、どうかお体を大切になさって下さい
【文例3】
ご丁寧な賀状を頂き、ありがとうございました
ご挨拶が遅れ申し訳ございません
皆様におかれましては良いお年を迎えられましたご様子 心からお喜び申し上げます
本年もよろしくご厚誼のほどお願い申し上げます
今年は寒さが厳しいようです。皆様もどうかご自愛下さいませ
【文例4】
新春のご祝詞を頂きながらご挨拶が遅れてしまいました 誠に申し訳ございません
厳寒の折 風邪などお召しになられませんようご自愛ください
今年も宜しくお願い申し上げます
ポイントは、年賀状を出しそびれたお詫びを必ず書くこと。そのほかご無沙汰している人へは、家族の近況を報告、また相手の健康をいたわることばを書き、最後に無事を祈ることばで結ぶといいですね。
まとめ
年賀状ってもらうとうれしいものですね。でも、出していない人から年賀状がくると、どうしたら失礼にならないのかと、焦りで頭がグルグルしてきます。そんなことのないように、マナーや礼儀をわきまえた対応ができるようにしておくと安心ですね。